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家族のうつ病への対応を、うつ病同士カップルの経験を元に考える

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家族のうつ病への対応がひどい、という悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そして家族の対応の仕方やうつ病への理解のなさから、ますます体調が悪くなるという悪循環に。

うつ病同士のカップル、迅斗と春夏も例外ではありませんでした。

本記事では、うつ病への家族の対応で困った経験談と、迅斗が実際行った対策について紹介します。

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目次

家族のうつ病への対応で困ったこと

家族のうつ病への対応で困った経験は、迅斗にも春夏にもありました。

迅斗は対策をすることでかなり改善傾向にはありますが、春夏は大苦戦しています。

本章では、迅斗が過去にあったケースと、春夏が現在悩んでいるケースを紹介します。

ケース①:迅斗の場合

私の場合は「うつ病初期」と転職活動中、家族の理解がないことに苦しみました。

私が実際に苦しんだことは下記の通りです。

  • 昼間にしんどくて寝ていることに怒られる
  • 転職ではなく復職を迫られる
  • 面接場所が中小企業だと不機嫌になる

苦しんだこと①:症状への理解

身内でうつ病になった人は、私が初めてでした。

そのため、うつ病の症状に対する理解がありません。今考えれば当然ですが、がんでも脳梗塞でも、身内がいざならないと分かりませんよね。

そしてうつ病の場合は「偏見が強いこと」が、うつ病患者さんをさらに追い詰めます。

「うつ病を患う状態=限界値を超えた状態」ですから、身体が休めのサインを出しているので、眠くなるのは当然のこと。

眠くなることが「甘え」ではなく「症状」であることを、家族に理解してもらうことが大切です。

苦しんだこと②:復職もしくは大手への転職

私は、このブログを書く前に大手メーカーで勤務していました。

今でこそ新型コロナで大手企業が続々と人員整理を始めていますが、私がうつ病を患った2019年は売り手市場。

そのこともあり、新卒で勤めた会社に復職することを何度も迫られました。

また、転職先も「大手企業=安全」という考えで横やりを入れられます。

うつ病でなくても同じことで悩む人は多いでしょうが、特に私の場合は会社要因のうつですので、職場の雰囲気、匂い、空間を思い出すだけで涙が止まりませんでした。

今フリーランスとして再始動を理解してもらうのにも、2カ月ほど時間を要しました(最近は理解してもらえています)。

ケース②:春夏の場合

春夏の場合は、迅斗が苦しんだことをさらにひどくした状態です。

具体的には…

  • 家事の負担に対する無理解
  • 症状に対する無理解+暴言

のダブルパンチという悲惨な状況です。

苦しんでいること①:家事の負担に対する無理解

まずは、親御さんの家事の負担に対する無理解です。

前提として、春夏はうつ病を患う前から親御さんの機嫌に振り回されていました。

そして、家事は家族分担で行っていたのですが……。うつ病の症状がひどいときは当然手伝える気力などありません。

そんな時に春夏は

「家にいるんだから家のことは全てやれ!」

と言われたそうです。

うつ病患者さんにとって、プレッシャー以外の何物でもありませんよね。

苦しんでいること②:症状に対する無理解+暴言

春夏も例外なく、うつ病の症状に対する家族の理解に困っています。

しかし、無理解だけならまだしも「暴言」まで加わっているのが質が悪いところ。

実際の暴言をそのまま紹介しますと

「あんたの心が弱いからうつになんかなるんや。今回は仕方ないから許したるけど、あんたなんか、どこ行っても務まらへんわ」

と言われて傷ついています。

聞いてる私も正直悲しくなりました。

また、春夏は睡眠障害も患っているので、昼間でも眠くなる時が多いです。

睡眠障害の影響で昼間に寝ている春夏に対して、親御さんが怒鳴ることがしばしば。

春夏の主治医の先生からも「親御さんが娘の病気を理解する態度が全くなく、回復を妨げている」と言われています(;^ω^)

そんな春夏の対策は、これから一緒に考えていきたいと思っています。

そして、私迅斗は現在家族の理解を得ながら以前より楽しく生活出来ています!

うつ病の対応を改善するために行った対策を3つ紹介します。

家族のうつ病への対応に困ったあと、迅斗が行った3つの対策

迅斗が、家族のうつ病への対応に困ったときに行った対策は大きく2つに分かれています。

  • 症状:理解できる状況づくりと感謝
  • 転職:ジェネレーションギャップを埋める

そして、症状に関しては2つ、転職に関しては1つの対策を行いました。

対策①:うつ病に関する本を貸した

1つ目は「うつ病に関する本を貸した」ことです。

「私自身がまずは症状を理解しないと」と考え、うつ病の本を読み漁っていました。

その中で、特にわかりやすかったものを貸すことにしました。祖父母が読書家なのも相まって、本を貸すことは効果的だったと言えます。

特に「「うつ」な人ほど強くなれる?『うつ』になりやすい性格こそ「成功する条件」 (アスカビジネス)」は、理解しやすかったと言っていました。

症状を理解してもらうためにもおすすめの1冊ですし、また、うつ病患者さん自身も勇気づけられます。

対策②:感謝の気持ちを都度伝えた

2つ目に「感謝の気持ちを都度伝えた」ことです。

うつ病患者さんにとって、周囲のサポートは欠かせません。

しかし、サポートに対する感謝の気持ちを言葉にすることが大切です。

伝えないと分かりませんし「ありがとう」や「ごちそうさま」と言った何気ない一言は、お互い気持ちがいいもの。

私が通っていた中学と高校(一貫校)は、挨拶にかなり厳しい学校でしたが、あの時厳しく育てられたからこそ自然とできていたのでしょう。

むしろ、就職して挨拶を返さない人の多さに驚きを隠せませんでした。

まずは自分から感謝の気持ちを言葉にしてみることから始めてみましょう。

対策③:ジェネレーションギャップについて何度も話し合った

前2つは症状に対する対策でしたが、3つ目はうつ病から回復した後の生き方に関してです。

ここ数年で多少理解は深まったものの、まだまだうつ病に対する理解がないので対応に戸惑っているのではないでしょうか。

特に親世代は「うつ病=甘え」という考えが強く

「根性がないからうつになるんだ!」

など言いかねません(;^ω^)

また、家族や親戚に大企業勤めが多かったりしますと「大企業=勝ち組」という認識を刷り込まれてしまいます。

しかし、今は「大企業に入ることだけが正解」と言えなくなってきています。

とはいえ、世代間での認識に未だズレが生じていることは否めません。

将来設計に関するジェネレーションギャップは、何度も話し合い、ようやく理解してもらえました。

私の個人ブログ「じぶんぽっく」では、働き方や生きやすくするための考え方を紹介していますので、話し合いのタネに是非使ってください(`・ω・´)

最後に:症状を理解されることが、寛解への一歩

ここまで、家族のうつ病への対応に関する悩みと、私が行った3つの対策を紹介しました。

症状が家族や親戚など身近な人に理解されないことは、うつ病患者さんにとって辛いですよね。

しかし、症状を理解してもらうためには、うつ病患者さん自身の働きかけも欠かせませんので、できることから始めてみましょう。

本記事が家族の対応に悩むうつ病患者さんにとって、少しでも救いとなれば幸いです。

迅斗の個人ブログ「じぶんぽっく」は下記リンクからご覧いただけます。

https://www.jibun-pock.com/

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