アスペルガー(ASD)の恋愛傾向が気になる、という人もいるのではないでしょうか。
それもそのはず。
全人口の1%はアスペルガーと言われており、「好きな人や恋人がアスペルガー」なんて可能性はゼロといえません。
ぼくのようなグレーゾーンを含めると、ASD傾向のパートナーと付き合っている人は1%より多いでしょう。
筆者の自己紹介
しかし、アスペルガーの恋愛傾向を知っておかないと、パートナーであるあなたがしんどい思いをしてしまうかもしれません。
(専門用語では「カサンドラ症候群」といいます)
この記事では、当事者のぼくが、3つの恋愛傾向とパートナーがとるべき行動について解説します。
アスペルガーのパートナーとの接し方に悩む人は、ぜひ最後まで読んでみてください!
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【図解】アスペルガーの恋愛傾向3タイプ
アスペルガーの恋愛傾向とひとくくりで言っても、実は3タイプあります。
- 受動型
- 積極型
- 孤立型
1つずつ見ていきましょう。
パターン①:受動型
1つ目は「受動型」です。
受動型は恋愛はもちろん、何事に対してもほとんど受け身なことが特徴です。
ただし、恋愛に興味がないわけではなく「来るもの拒まず、去る者追わず」なスタイル。
そのため、脈なしの態度をとられたとわかったら、振り向かせるためにアプローチするわけでもなく、すぐに諦めてしまいます。
また、交際に至ったとしても自分の意見をなかなか言わないため、パートナーであるあなたも戸惑ってしまうかもしれません。
加えて、受動型の人は意見を言わないのをいいことに「利用されてしまいやすい」のも難点。
- 金銭面のトラブル(貸したお金が返ってこない)
- 身体的なトラブル(行為を強要される)
- 精神的なトラブル(都合のいい人になる)
といったことが多く、恋愛に対してトラウマを持っているという人も多いのが「受動型」です。
パターン②:積極型
2つ目は「積極型」です。
積極型は好奇心が強く、他者とも積極的に関わります。
そのため、異性からも同性からも人気なことが意外と多いです。
じゃあいいじゃないか、と思われるかもしれません。
たしかに魅力的なんですが、一直線すぎてコミュニケーションが一方通行になりがちなのが積極型の特徴です。
この記事を読んでいるあなたが「聞き上手」の場合は相性がいいかもしれませんが……
私の話を聞いてほしい!!
というタイプであれば、しんどい思いをするでしょう。
パターン③:孤立型
3つ目は「孤立型」です。
孤立型は人とのかかわりを基本的に持たず、そもそも恋愛や結婚に興味がない人が多いことが特徴。
恋愛や結婚は、人とのかかわりの最たるものですかたね。
また、仮に心を開いて交際に至ったとしても、愛情表現は極めて少ないのが孤立型。
そのため、あなたが「常にべったり」が理想だとすると、しんどい思いをするかもしれません。
余談ですが、ぼくは受動型と積極型の中間だと考えています。
(歳を重ねるごとに積極型→受動型へと変化した気がします)
アスペルガーの恋愛傾向から見るパートナーの行動
ここまで、アスペルガーの恋愛傾向を紹介してきました。
次に気になるのが「パートナーとしてどのように向き合えばいいのか」ということですよね。
この章では、以下の3つの行動を紹介しますので参考にしてみてください( ˘ω˘ )
- 相手の興味や関心を理解する
- ひとりの時間を作る
- 相手を受け入れる
行動①:相手の興味や関心を理解する
まずは、相手の興味や関心を理解することです。
アスペルガーの人は「特定のものに対する興味が強い」という傾向があります。
そして、特定のものに関して否定されると、自分自身を否定されたように感じてしまいます。
例えば、結婚したとたんにプラモデルを全部メルカリに売りに出してしまうといったこと。
アスペルガーでなくても腹が立つとは思いますが……。
アスペルガーの場合は「これでもかというほど怒ったあと、一生口を聞いてくれなくなる」ことが多いです。
興味や関心のあることについて否定しないことが、アスペルガーの人と付き合う上で1番重要です。
絶対に忘れないようにしましょう。
下の記事にて、さらに詳しく解説しています
行動②:一人の時間を作る
相手が「受動型」もしくは「孤立型」という人は、「一人の時間」を作るようにしましょう。
ぼくも当てはまるのですが……(笑)
アスペルガーの人は、一人の時間がないとかなりのストレスを抱えてしまいます。
会社の寮とかにいたら地獄、みたいな。
習い事をするのもよし、自分の趣味を楽しむのもよし、友達と買い物に行くのもよし。
常にべったりではなく自分の時間を持つことが、アスペルガーの人と付き合うには大切です。
特に気を付けたいのは「受動型」との交際。
受動型はあまり意見を言わないので、常にべったりでも気にならないかもしれません。
しかし、受動型に多いのは「ある日突然爆発してしまう」こと。
見極め方が難しいですが、肯定ばかりしているけどあまり乗り気じゃないときは要注意です。
行動③:相手を受け入れる
最後に「相手を受け入れる」ことです。
相手を受け入れることはどんな恋愛でも大切ですが、アスペルガーとの恋愛ではとりわけ重要です。
なぜなら、以下のようなことから自己肯定感が低かったり、恋愛にトラウマを持っていたりすることが多いから。
- 「空気を読めない」と怒られる
- 「変な人」と言われ、いじめられる
- 過去の恋愛で自己否定をされる、もしくは利用される
アスペルガーに悩む本人の問題ではありますが、パートナーだからこそ「自信を持つ助けになる」ことも時には必要。
自分が自分でいてもいいんだという安心感を与えると、パートナーも自信を持てるようになります。
そして、自信を持つことで今以上にあなたに心を開いてくれるかもしれません。
実は、一連の流れはぼく自身が体験しています(ぼくの場合は「恋人」ではなく「友人」ですが)。
よかったら読んでみてくださいね( ˘ω˘ )
▼自信を持つまでの過程です(別ブログに飛びます)
まとめ:アスペルガーの恋愛傾向を知って、もっと仲良くなろう!
本記事では、アスペルガーの恋愛傾向とパートナーがとるべき行動について解説しました。
アスペルガーの恋愛傾向は独特な部分もありますので、不安に感じることもあるかもしれません。
だからと言って、アスペルガーと恋愛するのはよくないというわけではないです。
どんな人にも長所と短所はつきもの。
1つの短所でもあり、長所でもあると受け止めながら、パートナーとの時間を楽しみましょう。
とはいえ「当事者からのアドバイスが聞きたい」という人もいるでしょう。
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本記事が、アスペルガーとの恋愛に悩む人の助けになれば幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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