コロナ禍になってからうつ病を患う人が増加し、「コロナうつ」という言葉をニュースや記事で知った方も多いでしょう。
私は月に1度心療内科で定期診察を受けるのですが、8月あたりから今までに見ないほどの大混雑です。
また、コロナ禍になってから「うつ病が悪化した」という声も聞きます。
本記事では、うつ病同士カップルが実践している「コロナうつ対策」について紹介します。
[rtoc_mokuji title=”” title_display=”” heading=”h3″ list_h2_type=”” list_h3_type=”” display=”” frame_design=”” animation=””]
コロナうつ増加はなぜ?
そもそも、コロナうつはなぜ増えているのでしょうか。
- 先行きの見えない不安
- 新しい生活様式に対する戸惑い
- 楽しみ、息抜きの仕方が限られる
理由①:先行きの見えない不安
1つ目は、ニュースや記事でよく見かける「先行きの見えない不安」です。
- いつ感染拡大が終息するのか?
- 給料やボーナスに影響しないのか?
- 倒産したり、解雇にならないのか?
といったことを考える方も多いでしょう。
特に、日々のニュースで「新型コロナウイルスの感染者数の増減」を取り上げ「危機感」を煽られることで、ますますネガティブな気持ちになります。
また、3つ目の理由にも当てはまりますが「不安要素は増えているのに、不安を人に話す機会が減っている」ことも、コロナうつを引き起こします。
理由②:新しい生活様式に対する戸惑い
2つ目は「新しい生活様式に対する戸惑い」です。
在宅勤務やオンライン講義、オンライン婚活など、様々なコンテンツが自宅でできるようになりました。
一方で、新型コロナで生活様式がガラリと変わり、戸惑いやストレスを感じている方も多いでしょう。
例えば、電車に乗るときに人混みに気を遣ったり、自由に飲みに行けなくなったりなどです。
2020年の1年間で生活の基盤がほぼ全て変わった人で、コロナによって疲れてしまった方もいます。
理由③:楽しみ、息抜きの仕方が限られる
最後は楽しみや息抜きの仕方が限られることです。
おいしいお店を巡るのが趣味だった人や、旅行が趣味な人、ライブに行くことが趣味だった人など、
感染拡大を受けて、趣味の楽しみ方が限られてしまった方もいるでしょう。
さらに趣味の楽しみ方だけでなく、人と会う機会も限られてしまい、ストレスや不安のはけ口がなくなってしまいました。
その上で厄介なのが、感染対策をしっかりしたうえで楽しんでいる人を見ては、嫌がらせや誹謗中傷をする「自粛警察」の存在です。
いつ自分が被害を受けるかわからない、戦々恐々とした毎日ゆえに、常に閉塞感と背中合わせです。
この3つの理由から、コロナうつは増加しているのでしょう。
では、「コロナうつ対策」にはどのようなことをすればよいのでしょうか?
「コロナうつ対策」で大切な3要素
「コロナうつ対策」に大切な3要素は以下の3つ。
- 日光を浴びる
- 感染対策をしたうえで楽しみを作る
- 誹謗中傷や嫌がらせをしない、無視する
対策①:日光を浴びる
よく言われているかもしれませんが「日光を浴びる」ことは、うつ病対策にとても効果的です。
何故かと言いますと、精神の安定や感情のコントロールに重要な幸せホルモン「セロトニン」を作るには、太陽の光が欠かせないからです。
しかし、何かと「おうち時間」と言われてきたコロナ禍では、日光を浴びる機会が知らぬ間に激減しています。
日光を浴びる機会が減ることでセロトニンが不足すると、脳の機能が低下したり、心が不安定になります。
そしてセロトニン不足が長引くと、ストレス障害やうつ病を患う可能性が上がります。
1番いいのは日中に数十分運動をすることですが、難しい方は「ご飯を買いに行くがてら日光を浴びる」など、
日光を浴びる習慣を意識的に作ると、効果があります(`・ω・´)
対策②:感染対策をしたうえで楽しみを作る
我慢をしすぎず、感染対策をしたうえで楽しみを作ることです。
楽しみ方が制限されるゆえにストレスのはけ口がなく、泣く泣くため込んでしまう状態が長期化しているのが現状です。
そして、ストレスを自分の中にため込んだ状態が続くと、うつ病のリスクは高まっていきます。
パワハラ上司のことを周囲に相談できず、うつ病を患うパターンに似ていますね。
もちろん、マスクもせず、手も洗わず人混みに行くというのはもってのほかですが、
感染対策を十分に行っていれば、ストレスをため込まないことの方が精神衛生上大切です。
対策③:誹謗中傷や嫌がらせをしない、無視する
意外かもしれませんが、誹謗中傷や嫌がらせをすると、大抵自分に返ってきます。
例えば、SNSでの炎上に乗っかる、当人に心もとない言葉を浴びせる、名前や住所を特定する、といったことです。
誰だって間違えることはありますし、当人の目的と第3者の目的が違うこともあります。
県外ナンバー狩りがまさに代表例で、仕事や法事でやむなく県外に出かけているだけなのに、旅行と勘違いされてしまうケースが多く見られました。
そして、万が一自分が嫌がらせを受けた場合は無視することです(私の経験談w)。
器物損壊や名誉棄損、悪質な粘着など、無視できないほどにひどくなった場合は、警察に相談しましょう。
人も自分も許す、思いやりの心が、心に余裕を生みますよ(`・ω・´)
最後に、コロナ禍より前にうつ病を患ったうつ病同士カップルが、うつ病を悪化させないための「コロナうつ対策」を紹介します。
うつ病同士カップルが実践する「コロナうつ対策」
うつ病同士カップルが実践する「コロナうつ対策」を、彼氏の迅斗と、彼女の春夏に分けて紹介します。
迅斗の場合
私、迅斗が行ったコロナうつ対策は
- 日中に自然のある場所へドライブ
- 密にならない程度に人と会う
- ウーバーイーツ配達員
の3つです(ウーバーイーツ配達員は正直、結果論w)。
迅斗は元々車が趣味で、マイカーを持っています。
日中に出かけることで、対策①で紹介した日光を意図的に浴びていただけでなく、自然のある場所でリフレッシュをしていました。
緊急事態宣言中も、大阪府内の北の端から南の端まで行って、未知の場所を開拓して面白かったです(笑)
また、仕事が在宅で収まるだけに、ウーバーイーツのお客様や、趣味仲間と密にならない程度に人と会うことも、うつの悪化を食い止めています。
春夏の場合
春夏が行ったコロナうつ対策は
- 感染対策をしたうえで楽しみを作る
- 密にならない程度に人と会う
- SNSで繋がりを増やす
- 疲れたら、ひたすら寝る
の4つです。
春夏はSixTONESというアイドルグループが好きで、グループラインを作ったり、繋がった友達と会ったりと精力的です。
またコミュ力高め女子なので、人と会うことでうつ病回復期を乗り越えようとしています。
その結果、コロナが原因でうつ病を悪化したということはありません。
感染対策をしっかりしたうえで、楽しみを見つけることが、コロナうつ対策には効果的といえるでしょう。
また、うつ病回復期に特に強い傾向ですが、しんどくなるときやネガティブになるときもあります。
特に疲れているとネガティブになりやすいので「疲れていると感じたならば、とにかく休む」ことも大切です( ˘ω˘ )
終わりに:コロナ感染者と同時に、自殺者の数にも気づいてほしい
本記事では、コロナうつの原因と対策、事例を紹介しました。
コロナ自体の感染者も、もちろん気にしなければいけません。
しかし、コロナでの死者以上に自ら尊い命を失ってしまう人が多く、実際に2020年10月、11月に自殺者が急増しています。
しんどい期間が続いていますが、感染対策をしながらメンタルケアも忘れず行っていきましょう( ˘ω˘ )
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
▼誹謗中傷する人の心理について紹介しました(個人ブログに飛びます)
関連記事:https://www.jibun-pock.com/entry/hiboutyuusyou-shinri-and-taisyo
コメント